はてなは上場を諦めたのか


はてなが上場の準備をしていることは、既に公の事実である。

はてなが上場目指しCFOを公募、年収最大1200万円


私は、投資対象としても、単純な1ファンとしても、今か今かと待ち構えているのだが、いつになっても上場しない。

そんな時に現れた、近藤社長退任のニュース。なんでも、会長職に退くとのこと。

株式会社はてなの代表取締役会長に就任いたしました



果たして、はてなは上場を諦めたのだろうか。

邪推ながら、はてなの上場への障壁があるとするなら、おそらく収益面の弱さだろう。
はてなはソーシャルゲームもやっていないし、爆発的に儲かるビジネスを持っていない。

このまま上場しても、ニッチなユーザー層に向けたサービスの継続と、任天堂などの大手クライアントの下請け業務をこなしていく企業になるだろう。それは何も悪くないし、それこそがはてなの魅力である。いわゆる「はてなファン(村民)」が長期保有目的で持ち続ける、そんな株になるのではないか。


では、近藤社長(会長)がビジネス面に弱かったための交代だろうか。
しかし、だとすると、主に技術面を見ていた栗栖氏をトップに据えた理由がわからない。

思い切って、外部からファイナンスに強い人材をトップに据えるのならインパクトも理由付けもあるが、(実際の能力は分からないけども)少なくとも近藤さんより知名度で劣る同じ「技術者」に引き渡す、というのはどういう腹か。


どちらにしろ、創業社長が上場前に退くというのは、IPOで高値をつけるという意味でも、あまり好印象ではない。
さまざまなことを考慮すると、はてなはもう上場を諦めた、少なくとも近藤さんはそれを半ば放棄したのではないか、と邪推してしまう。


そもそも上場はすればいいってものでもないし、はてなのような特異な会社なら、むしろしない方がその魅力を保てるのかもしれないが。


相変わらず、社名の通りよくわからない会社である。

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