2016 東京オリンピックに反対する4つの理由

2016年のオリンピックを東京へという誘致活動が盛んだが、個人的には中々賛成できない。
その理由をまとめてみた。

■お金がかかりすぎる

石原都知事は「オリンピックの運営に税金はかかっていない」と言っているそうだが、だとしたら2006年度から09年度まで毎年1,000億円、合計4,000億円も積み立てている「五輪準備基金」とはなんなのか。

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仮に開催されなかったら、または開催されて回収できたら、都民に返還するのだろうか。

実際には、既にオリンピック名義で建設が進められている、中央環状品川線や首都高速10号晴海線の延伸に使われるのがオチだろう。
事実、晴海線の豊洲~築地間の工事はオリンピック決定を待っている状態だ。

これだけの金額があれば、他にどんなことができるだろう。
    ・都内の図書館、学校の本を入れ替え・充実させる
    ・すべての小学校にPCを支給
    ・産婦人科、小児科の医療費を軽減させる(少子化対策)

素人考えでも、明らかに有益な策がいくらでもあると思うのだが。

そのほかにも、築地移転にはじまる、オリンピック開催以外にメリットのない開発が多すぎるように思う。
以下は、都が発表した競技場などのリストだが、興味がある方は是非見ていただきたい。このために、現在の夢の島や辰巳の森公園は大部分をつぶさなければいけなくなる。

※PDFです
http://www.tokyo2016.or.jp/jp/press/pdf/Tokyo2016PressRelease081218_02_jp.pdf


■成功するかどうかは賭け

オリンピックは確かに盛り上がるし、日本人は特に好きだといわれる。
もし東京で行われたら、都民もそれなりに協力体制を示すのだろうと思う。

しかし、だからといって「よし、一か八かやってみよう!」なんて気楽なことを言ってられるのは政治家だけだ。

都はオリンピックの経済効果を3兆円と見積もっているそうだが、試算の内訳は不明。
また、金額だけ聞くとすごい数字のように思えるが、GDPと比較すれば0.5%程度。北京五輪が1.1%だったので、半分以下だ。
もちろん、つかった費用を差し引けばその率はもっと下がる。

ということは、最高で0.5%の効果しかない(しかもそれができる保障もない)施策に一か八かをかける、ということだ。

我々は「東京都」のパトロンでもないし、「東京都」という企業に投資しているわけでもない。
住民税は義務だから当然支払うが、そうして強制的に徴収されたお金を、当たるか当たらないかやってみなくては分からないようなものに投資して欲しくはない。


■東京がふさわしいと思えない

「お金かかるし、回収できないかもしれないからよそでやって」というのは傲慢だろうと思う。
だからもし「絶対に儲かって、みんなハッピーになる」のだとしたら、なおのこと他の都市でやるのがふさわしいと思う。

オリンピックを行う都市は、数年前から世界中の人の話題にのぼるだろう。
世界にその都市の良さを知らしめ、観光を誘致するためには現在最強のツールだと思う。

であれば、その必要がある都市が行うべきで、それにはもう「東京」は成熟しすぎているように思う。
実際、次のオリンピックはロンドンだが「ロンドンに旅行しよう。今度オリンピックやるから」と思う人がいるだろうか。

また、五大陸の順番的にも2008年に北京でやったばかりだ。

そういった意味では、シカゴかリオデジャネイロがふさわしいと思うし、実際そのどちらかになるだろうと思う。


■都知事が石原慎太郎だから

これはまぁ言葉は悪いかもしれないが、氏は「新銀行東京」での前科がある。
金融関係者のほとんどが当初から「素人経営」だと指摘し、累積赤字は2008年の段階で1000億円を超え、資本金をとっくに上回っている。

2008年4-12月期決算で分かった不良債権残高は353億円で、比率は18.28%。全国平均が2.5%なのだから、いかにひどい有様かが分かる。

都はもう後戻りできないとどんどん追加で税金を投入しているが、どうみても破綻は目に見えているはずだ。よくて、どこかに吸収されるのがオチだ(今の段階ではどこも手を出したがらないが)。



結局は、オリンピックという名の下に行われる「道路整備」に過ぎないのではないか、という疑念がある。
代議士の基盤=地方で実力を持った土建屋→公共工事発注→その利得にまとわりつく官僚

確かに、今の東京の道路事情は中途半端な状態であるけど、それであれば面と向かって「道路を補正したいです」と言えばいいではないか。
それだと選挙に勝てないから、大義名分として利用しているだけではないのだろうか。

そもそもオリンピックが嫌いな人もいるだろうに「オリンピック超すごい。反対する奴は国賊」という、RPGのボスみたいな短絡的な考え方にも、もう辟易した。

彼の思いつきで都政をおもちゃにされるのは、いい加減勘弁して欲しいと思う。

「2016 東京オリンピックに反対する4つの理由」への9件のフィードバック

  1.  広告代理店や土建屋サン その他協賛企業が儲けて→企業献金→与党  その他 官僚・役所や役人の天下り先のの許認可権を巡る策謀~ 失敗しても 成功しても 多くの庶民に利益は還元されません? まして東京(首都圏)以外のヒトには同でもイイ→むしろ国が金を支出したら?(建前は国はお金は出さないらしいケド ??) 地方はアホを見ます・・・えっ「感動をありがとう!!」て騙されてしまいか? 大衆はずるいけど騙されやすいからネ!!

  2. 論拠がよわいなぁ、もっと調べてから意見を書いたほうがいいよ。

    感情論は不要。
    せっかくの反対意見が「結局そういうことかよ」と思ってしまう。

  3. う~ん。2016年東京オリンピックの是非ですが、賛成も反対もいまひとつ論拠に欠けると思う。賛成の人も、反対の人も、聞いていると「なんとなく」賛成or反対なんだよね。

    ということは、「なんとなく」今回の開催はパスしたほうが良いのかもしれないね。(ごめん。結論の理由になっていないわ~)

  4. 東京ダメでしたね。
    私は今学校でオリンピックの討論会をするんですけど、専門家の意見や性格なぐラフや図書資料、知ってますか?私は東京に賛成なのですが、反対の資料もあれば…
    教えてください。 

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